新軍事ドラマ:「中隊本部」
どこにでもある(?)陸上自衛隊普通科中隊の日常を描く
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初一本:その2
大会を2週間後に控えた連隊本部会議室、各中隊の銃剣道・格闘チームの指導者が集まる監督会議が行われている
大会の運営、選手の編成や条件など細かい取り決めをこの監督会議で決定するのだ
「格闘の方はどうです?神野1曹」野村2曹が隣に座る格闘チームの監督(兼選手)の神野1曹に尋ねる
「まぁいい感じに仕上がってますよ。でも野村2曹の抜けた穴は大きいですね」
「…まぁ仕方ないかな?両方に出場するのはダメになったし」
「でもウチは体校(体育学校)出の小野3曹がいるじゃないですか。これは強みですよ~」と嬉しそうに言うのは同じく隣に座る田浦3曹
訓練陸曹はどこにでも顔を出さないといけないのだ
「レスリングのタックルに寝技でしょ?そして神野1曹の空挺仕込みの格闘術!これはいいんじゃないですか?」
自衛隊体育学校レスリング班はオリンピック選手を輩出することもある正統派レスリングの強豪だ
最近でもプロ格闘家出身の有力選手を全国大会で撃破している
「な~んかウチが期待できないみたいだなぁ」と苦笑いする野村2曹「あ、いや、そりゃ銃剣道もけっこう強いかも…」
「銃剣道も今年はいいところまでいけるんじゃないかな?今のところ銃剣道錬成隊の要員は2人しか出られないって話だし?」
「そうみたいですね。細かい部分は今日決まるみたいですけどね」
そんな会話をしているうちに3科長と運幹がやってきて、監督会議が始まった

「以上です、何か問題があればまた3科の方までお願いします」3科運幹の締めの言葉で監督会議は特に問題もなく終わった
「ま、こんなもんかね」貰った書類を見て野村2曹は言う
銃剣道及び徒手格闘のルールは公式のとおり、審判は公平を期すために他の師団から呼ぶ(師団内の競技会に備えて同じ師団からは呼ばない)
銃剣道の試合は3分で一本先取、決着が付かない場合は判定
団体戦は各中隊の総当たり、勝ち数が同じ場合は一本勝ちの多い方の勝ちとなる
選手は幹部・准尉が1名、陸曹が6名、陸士が4名、銃剣道錬成隊の要員は陸曹陸士にそれぞれ1名ずつしか入れられない
徒手格闘は選手数が少ない以外はほぼ銃剣道と同じ、選手層が少ないのでこれは致し方ない
「…で、個人戦は無し。両方に出場するのも無し」「まぁ団体戦も選手が少ないのは助かるね」とこれは田浦3曹と神野1曹
「3年前の銃剣道競技会なんて、各中隊21名だったもんな~アレは長かった…」と野村2曹も胸をなで下ろした

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